鐚の編集後記

鐚の編集後記

豆腐でいうところのおから 食塩でいうところのにがり

ささつづたかがだべるだけ!第1回の振り返り①

とうとう深夜枠を出したので、忘れないうちに振り返っていきます。

 

あと動画内で言い忘れていたことを一つ。

CCSラジオシリーズで使った楽曲のプレイリストを作りました。LOW IQ 01, SUEMITSU & THE SUEMITH(のだめのOP曲だけ知ってる)みたいに詳しくないアーティストもいますけど、基本的には私の大好きなアーティストだらけなのでぜひ聞いてみてくださいね

 

 

1.がんばったところ

調声

調声に関する技術は少なからず向上を実感しております。これが相当に嬉しかったりするんですよ。

大きな点だと、いくらかキャラの特性を把握したっていうのと、タカハシの笑わせ方に関する理解が進んだってことですかね。あとは無声音の使い方だとか、CCS7でいじっちゃいけないところとかは結構つかめた気がします。少なくとも基本の調声の領域ではVOL値をいじることは禁忌というのは大きな犠牲もとい収穫でした。

 

なんというか、aviutl上で再生した時に、「ああこういう感じで調声したんだろうな」とか「ここが気になるからこういう感じでPITいじるか」とか「ここはセリフをしゃべりやすい言葉に変えた方がよさそう」とか、なんとなくわかるようになったのは何気に成長です。

まあこのあたりのことは別記事で細かく書くかもしれないで、このくらいにしときますね。

 

台本

まず、めちゃくちゃ大きな前提として「私は”自分が面白いと思った台本”を作ることはできるが、”普遍的な面白い台本”を作ることはできない」ということを念頭に置きながら進めました。

決して卑下とか諦めの類ではないです。むしろ前向きな妥協というか、面白いだろ!って見せつけのように作っても私の場合だといろいろと問題が起こっちゃうからそれに対処していこうねって感じです。別に”自分がつまらないと思うもの”を作ってるわけではないです。

そのうえで気になった部分、不自然なくだり、万人受けする話題かどうか、なにかしら気づいた点があればすぐに修正するようにしました。結構注意深く進めたような気がします。まあたぶんできてないんですけど。少なくとも、自分なりに夕方のラジオの反省は活かしたつもりです。

(反省文はこちらの後半あたりに書いてます)

 

anoldcoin.hatenablog.com

 

後述しますが、初期の台本と今の台本を比べると、実はエンディングくらいしか一致する部分がないんですよね。つまりそのくらい改稿に改稿を繰り返してたってことですね。

その結果できたものが面白いとは限らないのが悲しい限りですが、少なくとも製作初期のころよりは面白いものに仕上がったのではないかなという手ごたえはあります。

 

じゃあ普遍的に面白いものを目指して作ったのかって話になると思うんですけど、そういうことでもなくて、純粋に「自分が面白いと思うもの」を追求しました。もちろんみんなが面白いと思うものになればいいし、そのような努力はしましたけど、そもそもが「私の見たいようなボイチェビラジオが存在しない」から作っているので、あくまで一番の顧客は私ということになります。この論理があればすべての批判を退けられるのでお勧めです。嘘。やっぱり視聴者のことを考えて作った方が偉いに決まってます。そのような向上心を持てるほどの実力を併せ持っていないので、しばらくは自己満で作っていこうってスタンスでやりました。その次に、普遍的な面白さになるようにすり合わせを行いました。

 

あと、余談ですけど地味に新キャラクターが登場しましたね。millialやallialといった、coefont勢はこれからもスタッフとして事務的なことをしてもらえたらなって思ってます。これによってタカハシを過労から救ってやろうって魂胆ですね。にしても本当にこの子たちの声好きだわぁ…

 

編集

ずっと見てくださっている方ならわかると思うんですけど、多少なりとも編集に気を遣うようになりました。少しずつおしゃれに関心を持ち始める男子高校生みたいで初々しいですね(?)

 

基本的な構成は変わってないですけど、ゆうけぶりのときの「おすそわけのコーナー」で行った用語説明みたいなのを内輪ネタ用語にも使うようにしました。今後もさらに親切な編集になるよう心がけていきたいなと思います。

あと、今回は動画内で目に見える形ではないけれど、私の技術的なレベルが大きく向上しました。具体的に言うと

・イコライザの仕様を理解した

・コンプレッサの仕様を理解した

・グループ制御の仕様を把握した

ラウドネス関連を気にするようになった

・その他作業工程の効率化が進んだ

ってな具合です。編集能力は赤ちゃんなのでこれからもいろいろと吸収していきたいですね。最近は少し心構えに変化がありまして、ラジオ動画であることにかまけずに動画としての見栄えも気にしていこうと思うようになりました。派手でなくとも丁寧でわかりやすい編集を志します。

 

実はイコライザやコンプレッサに関しては本動画でもちょっとだけ処理していたりします。

最初はvst hostingというaviutlのプラグインを用いてゴリッゴリの音声処理をしようと思っていたのですが、ブツッってなる音割れを防ぐ方法がよくわからずに断念しました。結果的にpsdtoolkitでも簡易的なものが使えることが分かったので、そちらで処理することに。

かなり遠回りしちゃった感じはありますが、この先もずっと使える知識が蓄積されたので、いい経験になったかなと思います。

 

2.はんせいしてるところ

調声(全体)

 なんか動画投稿してから急に気になりだしたんですけど、なんか早くないですか。全体的にテンポも速いし、セリフとセリフの間がキツキツで、どうも窮屈な気がしました。

 

思ったのは、これはラジオじゃなくて漫才のテンポに近いなってことです。せいぜい4,5分であればこのテンポでも十分にいいのかなって思ったんですけど、30分ずっとこのテンポはしんどいなって感じました。

 

これ、なんでこうなったのかなって考えてたんですけど、作ってる人って次に何があるのかとか、このセリフのあとにこういう言葉が続くんだとかが分かってるんですよね。だから展開に余白がなくても違和感を覚えないんですけど、その違和感のなさに任せて詰めまくると一視聴者としてはかなり余裕のないものになってしまうのかなと。

 

 

創作物における余白の存在ですよね。短歌やってくなかでこの重要性は身をもって学びましたし、自分に足りてないなと痛感した部分でもあるので、次こそは活かしたいです。

 

そういや確かゆうけぶりでも似たようなことしたなと、聞きながら思い出したのですが、いかんせん昔のこと過ぎて、すっかり失念しておりました。

じゃあどうやって意向に反映して区のって話なんですけど、実際に適切な間というのを定量化できているわけではないので、対策が「自分が思うよりちょっと余裕を持たせる」という非常にふわっとしたものになってしまうんですよね。

 

あるいは「字幕を付けることで、あのテンポを維持しつつ視聴にも耐えられるような形式にする」というのも一つの手だと思います。これに関しては非常に対策方法が明確で、デメリットも私の作業量の増加くらいでしかないということで、割と真面目に検討中です。

少なくとも次のラジオ動画はこの二つのうちどちらかを実行する予定でいます。

 

 

調声(個別)

 タカハシの調声についてちょっと甘いというか妥協した点はあります。それはちゃんと詰めるべきでしたね。はい、次!

 タイトルコール前のささらさんが「あーうるさいうるさいうるさいうるさいうるさーーい!!!!!」って叫ぶシーンあるじゃないですか。あれ、大幅にプロット練り直す前のセリフをそのまま使用したのですけど、今思うとちょっと不自然だなぁって思います。どっちかっていうと、抑揚をつけずにうるさいうるさいって連呼してタカハシの話を遮る方向の方がよかったかななんて思ってます。

 

音量

明確なミスってわけじゃないんですけど、ジングルとかCM移行前のタイトルコール(エコー処理)の音量、今聞くと「ちっちゃw」って思います。動画化する前は割と自然に聞こえてたんで、むずかしいっすね

 

あとは細かい話なんですけど、音量設定がいまだにつかめないです。全体のラウドネスは結構意識しながらやったんで特に問題はないんです。

ここで言いたいのはBGMとトークのバランスの問題。OP曲は割とちゃんと処理をしたんですけど他のBGMはざっくりめで設定したので、これでええんか?ってなってます。

 

実際のラジオのBGMって、番組とかにもよるんですけど、深夜番組、それこそ深夜の馬鹿力のコーナー時のBGMなんて、デカいの最初の数秒だけで以降流れてるのかすらよくわからんみたいなことがよくあるんですよね。今回はそれにならって結構小さくしたつもりではある(少なくともパーソナリティの声を遮らないようなボリュームにした)ので、それがどうだったのかはよくわかりません。これは引き続きトライアル&エラーを繰り返していく感じでいきます。

 

 

 

 

 

長くなってきたのでこの辺で区切ります。

 

次回

anoldcoin.hatenablog.com